冬になると身体の芯まで冷える北海道。最高気温が氷点下という非常に寒い状況も珍しくありません。関東や関西、九州などに住んでいる人にとっては寒さをイメージしにくいかもしれませんが、とても寒いです。
就職や転職、結婚などの事情で北海道へ転居することはあるでしょう。
- どんなアパートがおすすめ?
- 単身赴任にちょうど良いアパートは?
特に進学予定の学生や単身赴任予定の会社員の方はどんなアパートがあるのか、冬は寒いのかなど気になるところ。
そこで、今回は札幌市の激安物件で暮らしていた当サイトの管理人が、北海道の安いアパートを選ぶメリットや冬の寒さ具合を経験談から正直に答えていきます。
北海道のボロアパート生活(大学時代)
当サイトの管理人は札幌市の大学に進学したのをきっかけに一人暮らしをスタート。いくつかの賃貸物件を内見し、最終的に選んだのは…
- 賃貸アパート 2階建ての1階角部屋
- 家賃2万8千円
- 築40年以上
- 1DK
という外観も内装もボロアパートです。家賃4万円台の賃貸マンションと迷ったのですが、最終的には2万8千円という安さが気に入って選びました。
ちなみに、コンビニやスーパーは徒歩10分圏内、最寄り駅は徒歩20分圏内でしたし、大学まで徒歩15分。立地条件が良かったのも選んだポイント。
北海道の激安アパートを選んで良かったこと
固定費を減らせる
先ほども述べた通り毎月の固定である家賃の負担を減らせるのは魅力的でした。
たとえば、月6万円の物件と月3万円の物件では3万円も異なりますし、その分を食費や光熱費の支払いに回せます。
貧乏大学生だったので何事も安く!という生活を心がけていたので、金銭面的には激安アパートを選んで正解だったと思っています。
ボロい・古いで住人が少ない
2階建て1階角部屋に入居した際、上は人が住んでいましたが、隣は居なかったです。気づけば上の住人もいなくなりましたし、隣は一度入居者が挨拶しにきたものの、短期間で退去。
古いアパートなので話声や足音などはそれなりに響いていましたが、上階や隣人がほとんどいなかったこともあり、騒音で悩まされることはほとんどなかったです。
ネット環境は問題なし
これだけ古いアパートなので「ネット環境が整っているのか・・・」と気になっていましたが、プロバイダーと契約後、工事を済ませてスムーズに開通させることができました。
4年間使用して接続不良が起こったり、困るようなトラブルが発生したりなどはなかったです。この点も良かったと思っています。
北海道激安アパートを選んで残念だったこと
全ての賃貸アパートに当てはまることではありません。
物件裏側に木やゴミが散乱
これは大家や管理会社の問題ですが、アパートの裏側はゴミが散乱し、草木が伸び放題の状態。全然手入れできていなかったです。
家賃が安いから仕方ないかもしれませんが・・・。
おかげで裏側の窓は4年間住んでいてほんど開けることはなかったです。
湿気が酷い・カビで壁紙が黒くなる
「1階は湿気がある」と親戚の叔母や祖母から言われていましたが、若かった自分は何も気にしていなかったです。ところが、冬になって押入れを見ると水でビショビショの状態。これが湿気の原因だとわかりました。
また、ベッドの下も湿気が酷く、保管していた布団がジメッとしていましたね。
湿気が酷いと繁殖するのがカビ。タンスの裏やベッドの裏などは退去する時かなり黒々としていてカビが繁殖していました。
蛇口が多すぎて水抜きが大変
北海道の冬は水道管凍結のリスクがあります。特に管理人1号が住んでいた激安物件のボロアパートなら尚更のこと。管理会社から入居の際、水抜きのやり方の書類をもらっていたのですが、これがとても面倒で。
なぜなら、給湯器の部分に蛇口が10個ほど(本当に)あり、手間がかかったからです。
当時若かった青年には全く理解できず。とにかく面倒でした。
最近の物件ならもっとラクに水抜きできるのでしょうね。
激安物件で一番大変だったのは冬の寒さ・冷たさ
肝心の寒さについてですが、生活していくうえで一番辛く、思い出深かったです。
電気ストーブだけでは厳しい
部屋全体を暖めるにはガスストーブや石油ストーブをガッツリ使う必要があります。しかし、貧乏学生で光熱費を節約したかったこともあり、最初は電気ストーブで粘っていました。
電気ストーブは安い物だと3千円や4千円程度
ですが、北海道の冬は甘くありません。たとえば、冬の札幌の平均気温は氷点下となっています。
電気ストーブでは部屋の中が全然暖まらず。
恐ろしいことにトイレや台所、お風呂の水道が凍結し始めたのです。
さすがにこれはマズイと思い、電気ストーブ生活を諦めて石油ストーブを買いました。
ただ、石油ストーブを消すと一機に温度が下がります。毎朝、起きると寒さで顔が痛かったし、息は白かったです。
すき間風がツライ
ボロアパートだったこともあり、少しすきま風が入ってきていました。春や夏、秋は気になりませんが、冬は寒いので影響があります。
当時の自分は対策せず、ひたすら耐えるばかり。すき間箇所を特定したり、テープを貼ったりなどしなかったです。
誰も雪かきをしない
大家や管理会社が雪かき・除雪を一切していなかったこともあり、アパート周りは雪だらけ。住人が少ないこともあり、誰も雪かきをしませんでした。
奥の角部屋に住んでいたので、外出する際は毎回雪をかき分けていました。
シャワーの後が寒すぎる
ボロアパートに住んでいた時、冬はシャワーを浴びるのがイヤでした。お湯を止めて頭を洗っている時、身体を洗っている時が寒くて・・・・。
また、室温が低いので入る前、裸になったらもう寒いですし、お風呂から出る時のヒンヤリ感は本当に辛かった。
北海道に住むならどの物件がおすすめ?
予算があるならマンションがおすすめ
これから北海道の賃貸物件を探す予定の場合、アパートよりマンションをおすすめします。
なぜなら、木造のアパートよりも鉄筋マンションの方が断熱性能が高いから。
木造アパートは夏場は涼しいかもしれませんが、冬場はとにかく寒い。鉄筋のマンションはストーブの暖かい空気を室内に留めておける分、それだけ快適に暮らすことができます。
また、暖かい空気は室内の上に溜まります。つまり、2階や3階、4階などに住んでいれば下の階の暖かさの恩恵がありそうです。
予算が少なめ、家賃を抑えたいならアパート
家賃にお金をかけたくない、かけられない場合は賃貸アパートに住むしかないでしょう。ただ、賃貸アパートとは言っても新築もあれば、築30年や40年の物件もあります。また、北海道内でも地域によって気温や積雪量に差があります。
ですから、「北海道のアパートは全て寒い」と諦めるのではなく、自分なりの条件を設けて丁寧に吟味することが大事。そうすれば、家賃が安くて立地が良く、冬を乗り切れる優良物件が見つかるかもしれませんね。
まとめ
- 家賃が安い以外のメリットもあれば、デメリットもある
- 北海道に家賃の安いアパートはあるけれど冬は寒い
- 予算に余裕があるなら鉄筋マンションがおすすめ
以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。